その先へ

自分の心と向き合っていきます

秘密のファッションショー3

結論、私はランドセル選びに同席しないことにした

 

 

 

 

 

おそらく舅と姑、そして夫と次男の4人で行くことになるかな?

 

 

 

 

きっと姑に言いたい放題言われて、半強制的に黒やネイビーあたりになると思う

 

 

 

 

次男にはその、「言いたい放題」を跳ね除けるほどの強さが無い

 

 

 

 

「言いたい放題」に「好き」の気持ちが負けてしまうのだ

 

 

 

 

いや、本心では勝っているかもしれないが、繊細で打たれ弱い次男だから、「どうしてもピンクが良い!!!」とは言えないと思う

 

 

 

 

周りの顔色を伺って、5歳なのに自分の気持ちを押し殺して、姑たちが納得するカラーを選ぶと思う

 

 

 

 

 

私には、そんな次男の姿を見ているのは耐えられないのだ

 

 

 

 

かと言ってそこで次男の肩を持つと、余計に次男が混乱すると思うし、なにより角が立つ

 

 

 

 

 

だからランドセル選びは、義両親と夫に任せるのが賢明だと思った

 

 

 

 

 

 

 

 

もしも、届いたランドセルがどうしても気に入らなくて、表情が曇ってて学校も行きたくなくて、、みたいな事態になったら、私には秘策がある

 

 

 

 

義両親世代は知らない、とっておきの秘策

 

 

 

 

 

 

 

それは、ランドセルのサブスクだ

 

 

 

今やランドセルは、レンタルできる時代

 

 

 

サブスクで、ピンクだろうがなんだろうが、次男の好きな色、好きなデザインを選ばせてあげようと思う

 

 

 

 

 

 

一緒に入学式に行くのも、登下校の付き添いをするのも、私だけだ

 

 

 

 

 

姑には、義両親が買ってくれたランドセルを担いだ写真を送りさえすれば、それでもうあちらは満足なんだから

 

 

 

 

 

 

 

こないだ次男に、「ふりふりのスカートプレゼントしてあげようか」と言ったら、「えー恥ずかしいよー」と言いながらも、ものすごい笑顔だった

 

 

 

 

 

翌日、女の子のコーナーで服を選んだ

 

 

 

 

 

次男は、紫のパステルカラーの、フリフリが付いた、可愛いTシャツを選んだ

 

 

 

 

撫でると絵柄が変わるTシャツで、とっても気に入って、今まで服を着てこんなに嬉しそうにしたことなかったのに、ずっと笑顔でニコニコしてて、鏡の前に立たせてあげたら、ほんっとうに嬉しそうにしてた

 

 

 

 

 

 

 

これが、今現在の次男のありのままの姿だ

 

 

 

 

 

大人は先ばかり見て、未来を案じて、子どもに恥をかかせまいとする

 

 

 

 

だけど、好きでないものを強制されて、確かに恥はかかないかもしれないが、それでは一体、曲げられて潰された次男の心は何処に行くんだろう

 

 

 

 

 

誰が守ってあげるんだろう

 

 

 

 

 

私は、次男の「好き」を止めない

 

 

 

 

 

秘密のファッションショーをして、これからも次男の心を守っていくと決めた

 

 

 

 

 

あの素敵な笑顔に誓って。