結論、私はランドセル選びに同席しないことにした
おそらく舅と姑、そして夫と次男の4人で行くことになるかな?
きっと姑に言いたい放題言われて、半強制的に黒やネイビーあたりになると思う
次男にはその、「言いたい放題」を跳ね除けるほどの強さが無い
「言いたい放題」に「好き」の気持ちが負けてしまうのだ
いや、本心では勝っているかもしれないが、繊細で打たれ弱い次男だから、「どうしてもピンクが良い!!!」とは言えないと思う
周りの顔色を伺って、5歳なのに自分の気持ちを押し殺して、姑たちが納得するカラーを選ぶと思う
私には、そんな次男の姿を見ているのは耐えられないのだ
かと言ってそこで次男の肩を持つと、余計に次男が混乱すると思うし、なにより角が立つ
だからランドセル選びは、義両親と夫に任せるのが賢明だと思った
もしも、届いたランドセルがどうしても気に入らなくて、表情が曇ってて学校も行きたくなくて、、みたいな事態になったら、私には秘策がある
義両親世代は知らない、とっておきの秘策
それは、ランドセルのサブスクだ
今やランドセルは、レンタルできる時代
サブスクで、ピンクだろうがなんだろうが、次男の好きな色、好きなデザインを選ばせてあげようと思う
一緒に入学式に行くのも、登下校の付き添いをするのも、私だけだ
姑には、義両親が買ってくれたランドセルを担いだ写真を送りさえすれば、それでもうあちらは満足なんだから
こないだ次男に、「ふりふりのスカートプレゼントしてあげようか」と言ったら、「えー恥ずかしいよー」と言いながらも、ものすごい笑顔だった
翌日、女の子のコーナーで服を選んだ
次男は、紫のパステルカラーの、フリフリが付いた、可愛いTシャツを選んだ
撫でると絵柄が変わるTシャツで、とっても気に入って、今まで服を着てこんなに嬉しそうにしたことなかったのに、ずっと笑顔でニコニコしてて、鏡の前に立たせてあげたら、ほんっとうに嬉しそうにしてた
これが、今現在の次男のありのままの姿だ
大人は先ばかり見て、未来を案じて、子どもに恥をかかせまいとする
だけど、好きでないものを強制されて、確かに恥はかかないかもしれないが、それでは一体、曲げられて潰された次男の心は何処に行くんだろう
誰が守ってあげるんだろう
私は、次男の「好き」を止めない
秘密のファッションショーをして、これからも次男の心を守っていくと決めた
あの素敵な笑顔に誓って。